メガネの作り方
作りたいサイズの筒に針金を巻き付けて作っていきます。
作り始めはあらかじめツルの部分を残しつつ、一筆書きのようにフレーム(リム)部分→ブリッジ→フレーム(リム)部分と作ります。
できたツルを90度に折り、ツルの先を人形の耳に沿わせて丸めます。
▼左右対称になるように作ったメガネを上から見たところ。
そのままでもメガネとして使えますが、私の人形のメガネはジェッソという塗料で白く盛っています。
ジェッソに浸したところ
結婚前から使っていたジェッソが残っていたので、今回の見本を作るのに、久々に蓋を開けてみました。約20年前の残りですが、トロトロとして凝固はしてませんでした。
メガネをジェッソのボトルにドボンと浸して、付き過ぎた液は口で吹いてボトルに戻します。
▼ジェッソを使う時は、使い捨ての手袋を付けた方がいいです。あと、下に新聞紙などの紙も敷いた方がいいですよ。
▼塗装が終わったら、発泡スチロールなどにさして、浮かせて乾かします。
私が作る人形のメガネにはこのジェッソの白を活かしていますが、アクリル絵の具で好きな色に塗っても面白いと思います。
完成形はこれ
人形、衣裳、メガネについて長々と語ってきましたが、やっと完成写真を公開できます。
人形を吊るす棒は、ホームセンター等で買った木材を適当な長さに切って、カタカナの「キ」のような形に垂直に組み合わせ、釘で固定し、あやつり紐を通すヒートンを取りつけます。
あやつり棒に付けたヒートン金具と、人形につけたヒートン金具に紐を通して、あやつり人形として操作しやすいように紐の長さを調整します。
紐の先には木製のわっかを付けて、〈滑り止め〉兼〈操作の部品〉にしました。
最後にひとこと
写真と文字だけで人形の作り方を説明するのは、思ったより大変でした。
でも、あやつり人形を作ってみたい方の参考になったら嬉しいです。
次回は新年になってから、2001年の巳年用に作った【羽子板】を紹介するつもりです。
2025年が良い年になりますように。