何らかのオタク

何らかのオタクだけど、何のオタクなのかは未確定。

自作「市松人形」その⑤/着物編

一月中に更新を終わる予定だった「市松人形」の記事。毎年、重機で雪かきに駆けつけてくれる近所のおっちゃんは、体調不良を告げた後、全く姿を見せません。大丈夫かな?そうこうしているここ半月のうちに、雪もだんだん消えて、春の訪れを予感させる気候になっています。でもまだ二月。北東北(トーホグ)だもの、油断はできません。

本の型紙で作った着物

着物画像1

▲着物の画像/1

着物の作り方や、着物の部位の呼び名もわからない状態でした。だから頼みの綱として参考にした人形作家・土田早苗さんの『四季の手作り人形』(世界文化社)という本に掲載されていた着物の型紙をコピーし、サイズも同じに作ってみました。

ミシンを出すのも面倒だったし、縫い直しがしやすいかな?と思って、手縫いにしました。

着物に使った生地のこと

この本には一般的な大きさの風呂敷一枚を裁断して作る型紙が載っていました。本には絹(または化繊)の風呂敷67cm×66cmを1枚、と書かれていました。

「午年」にふさわしい柄で、作りたい着物の寸法に合った小さめの柄のある風呂敷は、前もって購入していた中から選びました。実は私、可愛い柄の風呂敷を無駄にたくさん持っているのです~。

このブログでたびたび登場の、今は閉店した青森市の百貨店「松木屋」の「京都物産展」に出店されていた生地屋さんで、毎年新しい柄の風呂敷を購入していました。

風呂敷として使うのではなく、「いつか訪れる何かを作る時の素材」として、と自分に言い訳して購入。「いつか」は訪れず、今現在も風呂敷のまま保管されていますが…。笑。

市松人形には、この下の写真の風呂敷の左のピンク系の方を使いました。右は同じ柄の色違いの黄色系です。

風呂敷の画像

▲同柄・色違いの風呂敷

この風呂敷には、「午」の他にも「戌」や「卯」の玩具の模様があります。

裁断時の工夫で、戌年用にも卯年用にも着物が作れる!と思った記憶があります、作ってないけども。笑。

左袖のたもとの部分に「春駒」の絵がくるように考えて裁断しました。

この記事を書くに当たってこのたび、この馬が「春駒(はるこま)」という名前で、年初めの縁起物だということを知りました。作った当時も調べたかもしれませんが、もはや覚えていません。

着物画像2

▲人形の着物の画像2

自作「市松人形」その③にも書いた通り、人形自体は自分なりにアレンジ(一部粘土仕立て)を加えました。この本の指南通りに全て布で作ったわけではないので、私の作った人形本体の身長は、想定よりちょっと小さくなったようです。

だから相対的に、型紙の着物の寸法は私の人形に対してはちょっと長めとなり、本に記載されていたおはしょりの分量では足りなかったようです。人形に着せてみた時、着物の着丈が長く仕上がりました。それでも「ま、いっか」と思いました。

とりあえず人形と着物が「形成」されたので、今度はスタジオ撮影依頼を急がねば!と焦って、丈の調整などはあとまわしにしました。しかも見えるとこだけきれいに縫って、あとは着付けでカバーしよ!などと思って、結局そのままになりました。

丸ぐけ帯締めも、腰紐も、「京都物産展」で購入したちりめんや着物生地のハギレで作りました。帯揚げに使った絞りの紐も「京都物産展」で購入した子供用の髪飾りを転用しました。

本当にあの90年代の青森・松木屋百貨店の「京都物産展」は、私にとっては「天国」でした。ま、夢見ごこちで、ついつい財布の紐を緩め過ぎちゃったと、今は反省していますが。

でも、今だったら買えないな、素材としての風呂敷なんて…。

次回は、この人形を作るのに買った特殊な握りはさみを紹介して、市松人形の話を終わる予定です。