自然光の下ではこんな感じ
▲スタジオ撮影時に持たせていた、自作のミニ・ヌンチャクを失くしてしまったようなので、代わりにシャーペンを持たせてみました。大体のサイズ感がわかると思います。
ちなみに持っているのは、ぺんてるの「マークシート記入用」のシャーペンで、芯は1.3㎜のB。鉛筆並みに太く濃く書けるのが気に入って、愛用しています。
ホコリっぽいことの言い訳
長い間、蓋のない箱に入れて実家に放置していたので、写真をアップにすると衣裳の表面に細かいホコリが付いています。
ザッと、ブラシやコロコロをかけてみましたが、生地の色あせもあいまって、全体的に白っぽく写ってます。
かと言って、洗ってボロボロになると元も子も無いので、現状で投稿します。
後年、ブログに載せると考えていたらもっと違った保管をしていたな。てへ。
上着の打ち合わせ部分
▲紺色のブロード生地を使った手縫いです。
中心線で左右の前身ごろを突き合わせにしつつ、裏でホックで留めています。
合わせ目の奥に白いレオタード(笑)が見えないように、裏布を付けています。
最終学歴は洋裁学校卒(笑)
私は国公立大学に進学する学力も、私立大に進学する金銭的余裕もありませんでした。
かと言って就職するのも考えられないという、とんでもない甘ちゃんでした。
今の私なら、当時の自分に「四の五の言わずに働きなさい!」って言いますね。
高校卒業後、モラトリアムの期間が欲しくて、地元弘前の専門学校で2年間洋裁を習いました。
元々、デザイン系の学校に行きたかったのですが、弘前にはデザインの専門学校は無く。先に就職してお金を貯めてから、近隣県のデザイン学校に通う、という知恵もありませんでした。
通学していた洋裁学校のデザイン画の授業は好きでしたが、肝心の洋裁自体はあんまり向いていなかったかもと思います。
そして、そこから迷走人生が始まりました。自業自得。笑。
自己流カンフー衣裳
▲カンフー衣裳のチャイナボタンは、幅の細いテープを使いました。
中央で一回結んで裏面に両面テープを貼り、縫い上がった衣裳に直接貼りました。
▲見えないところの布は切りっ放し。今ならほつれ止め液を塗るでしょうね。
▲衣裳のサイドは少し縫い残してかんぬき留めをして、スリットにしています。
スリットの内側に白い布を付けて、重ね着しているように見せています。
▲袖口に白い布を縫い足して、袖まくりしています。襟はスタンドカラーです。
重ね着しているように見せるために、内側に白い布でカラーを縫い付けています。
縫い目はもうテキトーです。
▲ズボンはゴムの入っていないパジャマのように作りました。
▲抜け殻のようですね。見えないところは布も裁ちっ放し。
人形に着せて、ズボン丈のちょうどいい所で、ウエストの縫い代を決めたようです。
製図はリカちゃん本を参照
当時、衣裳の製図をする時に参考にしたのは「日本ヴォーグ社」から出版されている、「わたしのドールブック」シリーズのリカちゃんの着せかえ服の作り方の本です。
自分の作ったあやつり人形のボディーサイズを採寸し、リカちゃん向けの長袖シャツやパンツの製図を参考にして、あやつり人形向けに補正した型紙を作りました。
実際の布地を裁断する前に
1)まず、クシャクシャに揉んでやわらかくした製図用紙(薄い包装紙も可)で、ぬいしろ込みで製図通りに作ってセロテープで留めて組み立てる。
2)実際に人形に着せて仮縫い代わりにしてみる。
3)製図を補正してから、紺色のブロード生地を裁断して手縫いをする。
…の順番で本番の衣装を作りました。
※クシャクシャに紙を揉んで仮縫いをする方法は実際に洋裁学校で習いました。
おすすめの着せかえ本
日本ヴォーグ社の「わたしのドールブック」シリーズは絶版となり、いま入手しようとするとプレミア価格になっています。
現在はリカちゃん人形に限らず、ブライスなどの色々なドールのアウトフィット本が出版されていますから、書店の手芸本コーナーで探してみてもいいと思います。
いま発売されているリカちゃん人形向けの本で、私がいいな~と思って思わず買い揃えちゃったのは「ブティック社」の「リカちゃん着せかえソーイングBOOK」1、2、3です。洋服の見返し部分にチュールを使ってかんしで返すという手法に感心しました。
パートに出る前は、大量にストックしてある生地を使って、リカちゃんやブライスなどの22cmドール向けの服や着物を作って、フリマアプリで売ってみたいなぁ~なんて、ぼんやりと考えていました。ま、フリマアプリで売るなら、きちんとミシンで縫って、完璧に作らないとダメですけどね。
次回は、メガネの作り方を紹介する【メガネ編】です。